2010年06月03日

四国八十八ヶ所お砂踏み巡拝 於 高福寺

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那須町高久にある高福寺は、真言宗の古刹で、”四国八十八ヶ所お砂踏み巡拝”という行事が毎年6月14・15日の2日間おこなわれる。
 各霊場の砂を詰めた座布団状の袋88枚がそれぞれの寺を表す掛け軸と共に本堂に並べられる。人々は一つずつ「お砂踏み」をしながら賽銭を上げ拝んで巡るというユニークな形をとる。
 八十八ヶ寺分を巡るのに1時間近くかかるそうで、巡拝できる時間は両日とも9時から夕方4時まで。お賽銭となる両替用の10円玉も用意される。
 高福寺へは黒磯市街へ向かう途中、旧4号線のT字路を右折してすぐ。杉林の参道が見えるので迷う心配はない。駐車場は参道を抜けるとすぐ。地図

 この高福寺は、芭蕉が宿した高久氏の菩提寺である。境内に”落くるやたかくの宿のほととぎす”の句碑がある事で知られ、「奥の細道」文学散歩で訪れる人は多い。

(写真左)お砂踏みが行われる本堂
(写真中)本堂に掛かる扁額を見たら山号はなんとズバリ「高野山」。そういえば寺の横を流れる川の名は「高野川」なのを思い出した
(写真右)芭蕉句碑は大正12年建立。碑の奥、石灯籠越しに本堂が見える