那須自然村協会の会員が編集するブログです。
奥の細道の「田一枚植て立去る柳かな」にちなみ、昔の田植え風景を、遊行柳近くの田んぼで再現する「田植え祭り」は国の名勝に指定されて間もない遊行柳に色を添える。
代掻き唄に合わせて、農耕馬を引いて植代掻きの後、芭蕉が眺めたであろう早乙女姿の女人達で田植えが行われる。祭りは午前10時から遊行庵前(地図)で。周辺に駐車場所を探す時間をみて早めに出かけたい。
(写真左)遊行柳付近の5月下旬の田んぼ風景。この祭りのため、会場の遊行庵前の一枚を田植えをしないで残している
(写真中・右)田植え祭りのクライマックス。写真は黒田原にお住まいのかわら版読者Kさんの提供。
<ひとこと> 当日に同時開催の「柳まつり 全国俳句大会」についてはこちらを。
大田原市黒羽のアジサイはみごと。その中心が黒羽城址公園で6000株のアジサイが城址の濠や遊歩道に咲き競います。そして今年は6月20日土曜から7月12日日曜まで「あじさい祭り」が開かれ、夜の7時から9時までライトアップも行います。周辺の芭蕉の館や大雄寺を巡ったり土日を中心に数々の催しが楽しめます。詳しくは「紫陽花まつり」公式のホームページで確認できます。⇒http://kurobane.info/new.html
自然村から車で25分、地図
以前自然村の祭りにも参加してもらった木村義満さんのサクソフォンリサイタルが6月14日(日)に那須塩原市三島ホールで開かれます。
今回はピアノ村木洋子さんとのジョイントで、クラシックとドビッシースタイルの演歌など幅広く楽しめる構成になっている様です。料金は前売り1,700円(当日2,000円)。
また第二部ではお子様も楽しめる楽曲になっています。
こちらはお子さん連れの保護者の方も含めて無料です。
また木村さんは那須の雑木林にある"森の音楽会カルム"で誕生祝いなど家族で楽しめるプライベートなコンサートも行われています。料金は一人1200円です。結婚記念日などで利用すれば素敵な思い出になるでしょうね(写真右)
遊行柳は、黒羽での長逗留から、白河の関へ向かう途中、芦野で詠んだ芭蕉の句、”田一枚 植えて立去る やなぎかな”で知られ句碑も立つ(写真中)。昨年は「おくのほそ道の風景地」として国の名勝に指定された。そして、毎年6月には遊行柳の里、芦野を舞台に全国俳句大会が催され、今年は14日(日)に行われる。
大会の会場は那須町芦野支所(芦野公民館、写真右)。席題は当日午前9時に発表。投句締切は開会式の始まる午前11時30分。参加料は1000円(昼食代が含まれている)で当日受付に納める。選者は伊藤肇、末永雅子、速水峰邨、鶴見一石子の各先生。問合せは那須町生涯学習課文化振興係0287-72-6565へ。 地図
なお当日はバスが運行される。那須塩原駅西口午前9時10分発〜黒磯駅9時25分発〜会場到着9時50分頃。
火の山、那須岳の怒りを鎮めるために始まったという勇壮な火祭りで、今年は5月24日(日)に開催。夜の7時半から10時位まで那須湯本の殺生石(写真右)を舞台に繰り広げられる。
白装束に身を固めた人々が神社から殺生石まで松明(たいまつ)行列。そして大松明(御神火)へ火が放たれ、九尾太鼓のリズムが響く。白面金毛九尾の狐に紛した男たちが、大松明に浮かび上がる姿は豪快で幻想的な雰囲気が漂う。 左の写真は那須町広報平成19年5月号の表紙。
<参考> 祭りの様子と「九尾の狐」伝説が分かる、良く出来たホームページがあります。6年前の記事ですが中身は毎年ほとんど変わりません。沢山の写真と詳しい案内文で紹介していて、特に写真は上手で見ごたえあります。
クリック⇒Visual紀行「旅ゆけば」/2009.05.23 那須殺生石:御神火祭