2011年04月28日

管理事務所から : 第129回理事会開催のお知らせ

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活発な議論が繰り広げられた4月17日の第37回総会を受けて、初めての理事会となります。傍聴席を設けてありますので連休でお越しの会員さんもぜひお出でください。

水道全戸復旧に寄せて 水道パイプ物語 前編

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創立以来37年、村内の水道網は村域拡大に合わせて次々と広がっていきました。水道管は、これまでのパイプに新しいパイプをつないでどんどん延びていきました。30年も越えるとさすがに老朽化した部分が随所に生じ漏水率は二桁を大幅に超えて、修理しても追い付かなくなりつつありました。遠くない将来、パイプの全面取り換えを考えていた矢先、今回の東日本大震災です。
 震災後、早急の復旧を施そうと調べたら、地中のパイプは想像をはるかに超えてズタズタの状態と判明。中村会長は総額2千万円という経費に現在の財政を考え苦慮した結果、村内全パイプの取換えを決断しました。
 これまでにも中村会長は水道パイプの研究、使用テストをしていましたので、新設パイプは地震等の災害に強い最新のポリエチレン二層管を採用。村内の地形、土壌などを知り抜いた山和建設さんに工事を発注し自らも指揮を取って給水パイプによる漏水率0%の未来永劫?安心の給水体制に向けて立ち上がりました。

水道パイプ物語 後編

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新設パイプの直径は5pと2pの2種類。5pは幹線用・支線用です。2pは戸別線、いわゆる枝管で、1本の枝管の利用戸数は水圧を十分に維持できるよう3軒以内としました。大元の水道タンクからは5系統の幹線に分かれ、系統ごとに「漏水測定メーター器」を設置しました。
 写真左は幹線と幹線の接続部分です。写真中はお分かりのように幹線と戸別線(枝管)の分岐部分です。戸別線を家のメーターに接続したのが右の写真です。
 ここで、皆さまに注意して頂きたい大切なポイントがあります。写真右のメーター(水量計)から先は皆さまの家の蛇口につながる訳ですが、この間は以前の古いパイプのままです。つまり、このメーター(水量計)から蛇口までの間のパイプが割れたりズレたりしていると、どんどん地中に漏れて、お宅のメーターの数値はとんでもない事になりかねません。今回の地震のエネルギーを考えるとどなたも必ず点検致しましょう。
 点検方法は簡単です。すべての蛇口を止め、水量計の蓋をあけ「針」をじっくり眺め、ピクリとも動かなければOKです。万一、針が回っていたら管理事務所に連絡しましょう。連日、大きな余震が続いていますので、別荘利用の方は必ず元栓を閉めてお帰り下さい。