那須で役立つ情報・興味深い話題・管理事務所からのお知らせ



自然村の林にはカブト虫の仲間がたくさん棲んでいます。夏休みに自然村にやって来る「よい子たち」のために、毎年、村の住人たちは見つけたカブト虫をこの箱の中に入れてくれます。管理事務所では餌をあげたり掃除したりして子供たちに引き取られるまで世話をしています。



グーグルマップに栃木県北部のポイントごとの数値が分かる汚染マップがあります。以前より測定ポイントが飛躍的に増えています。上掲左図の画面がでたら地図をマウスで拡大し(中図)、各測量ポイントを示すピンマークをクリックして(右図)、じっくり見ていると時間の経つのを忘れてしまいます。
クリック⇒那須町+県北地域放射線量マップ
自然村の汚染マップを作成したら、とMr.Xから昨日、提案もいただきました。編集部では去る5日にやまんちゅ編集員が那須町役場に線量計の貸出しに申し込んであります。ところが申し込みが多く、やまんちゅ編集員が借りられる日は、8月16日!と言われました。
せめて7月中には測りたいと、編集部では別のルートで信頼性の高い線量計を入手する手配をしました。その線量計が届き次第、編集部の総力をかけて村内の測定を行い、「自然村放射線量マップ」をかわら版で発表したいと計画しています。
杜甫が長安で獄中にあって詠んだ「春望」の最初のフレーズがふと頭をよぎりました。未だにがれきの処分も進まぬ被災地や、日ごとに知らされる放射線の汚染実態、また、その生まれ育ったふる里に二度と戻れない人がいるという事実。杜甫の時代はたとえ、戦乱によって国が破れようとも、故郷の山河は残り、やがて来る春に希望をつなぐこともできました。それに較べると、放射能で汚染された地には、目に入る景色には山河があろうとも、そこに春の望みがあるのでしょうか。この荒んだ人の気持ちを思えば、政治は何を為すべきか、東電は誰に目を向けるべきか(決して株主ではないはず)、改めて問うこともありません。
那須町が線量計の貸出を始めたとのこと。当局が正しい情報を、タイムリーに云わないこの国ですから、自ら調べ、自ら対策をするためには助かります。事実を知らない怖さより、事実を知ることでの安心があると信じます。夏休みには子供たちが来るでしょうから、この機会を利用されて、村内での汚染マップを作り、少しでも子供たちの被曝を避けるようにするのが大事なことだと思います。
春 望
国破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥心驚
烽火連三月
家書抵萬金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★読者の皆さまへ:NHKスペシャル「シリーズ原発危機 第2回 広がる放射能汚染」が、本日7月9日(土)NHK総合16:30〜17:20に再放送されます。見逃された方、特に自然村会員の方はぜひご覧ください。 (7/9世話人)
日曜のNHK特集「シリーズ原発危機 第2回 広がる放射能汚染」は見ましたか?
3月15日に福島第一原発から放出された放射能雲が関東地方に流れ、やがて西から来た雨雲とぶつかり、那須塩原の地上に雨となって降り、所々にホットスポットを作ったという内容でした。ヘリコプターでその上空の線量を測り、地上でも各ポイントを測っていました。かなり高い数値が出ていましたので、測定をしてもらったそこに住んでいる人たちもさすがに驚いていました。これからは那須塩原や大田原もきめ細かい線量測定と迅速な対策が必要になると思われます。
また、「小出裕章非公式まとめ」では【7月5日 「子供の45%が甲状腺被曝」調査結果の実情 小出裕章】の中でショックな結果が紹介されました。やはりということですが、もっと広範に調査を進めれば、更に悲しむべき事実が出てくるのかも知れません。がれきの撤去や道路、橋梁、港湾、農地などの目に見えるものの復旧・復興が叫ばれていますが、実はこうした被曝という目に見えない被害の方がより大きい問題になるような気がします。政府も東電も自らは積極的にこのことには触れようとはしていません。やっと恐る恐る顔色をうかがいながら情報を小出しにしているといったところです。かつて薬害エイズ禍の時に被害者に土下座をして謝罪したあの菅直人の唯一の自慢話。あれがパフォーマンス以外の何ものでもないと云われることを打ち消したいのなら、この問題を取り上げない訳にはいきません。もちろん、あの無能なリーダーがやるなんて思ってもいませんが。
3.11を境に歴史は変わったと云われていますが、日々、それを実感しています。1995年1月に阪神淡路大震災があり、その年の3月にサリンによる無差別殺人が起きた時も、漠然と持っていたニッポンの安全神話の終焉を感じたのですが、今回の震災、それに伴って起こった人災ともいうべき原発事故は、それと較べようのない大きな転換点になってしまったことを痛感します。オカルト教祖の麻原彰晃というリーダーはまったく理解し得ない人格でしたが、今の我がニッポンのリーダーも…
悲しいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★連日の投稿ありがとうございます。お名前が分かりませんので、これから親愛をこめて「Mr.X」と呼ばさせて頂きます。よろしく。
読者の皆さまへ:NHKスペシャルをご覧になれなかった方は、その一部を紹介したこちらのホームページで。ショッキングな映像です。この番組は7月9日(土)NHK総合16:30〜17:20で再放送されます。
次の「子供の45%が甲状腺被曝」はこちらの小出裕章氏のブログでご覧ください。
CO2の排出がない原発は、地球の温暖化を避けるためには有効なものと信じて疑っていませんでした。今回の福島原発事故を機に、これまで知らなかった多くの事実に驚かされていますが、原発と海水温の上昇との関係に次のようなことがあろうとは思いもよりませんでした。
岩上安身オフィシャルサイト 2011年4月1日 小出裕章氏へのインタビュー
http://iwakamiyasumi.com/archives/8030
【抜粋:原発からの二次冷却水による海水温への影響】
小出:
100万キロワットとは何かというと、電気になっているのが100万キロワットという意味。炉心では300万キロワット分の熱が出ている。残りの3分の2はどうするかというと、海に捨てている。そんなばかばかしい非効率な装置。しかも200年前にジェームスワットが発明した蒸気機関の原理をいまだに使っている。効率はあがっているが熱効率はいまだに33%しかない。残りの66%は捨てるしかないという馬鹿な装置。ここでは、一秒間に70トンの海水を引きこんで、その温度を7度上げるということをやっている。荒川や多摩川で一秒間に30トン、40トンぐらい。淀川で、1秒に150トン。日本全国でも一秒間に70トン以上流れる川は30もない。日本屈指の大河が原子力発電所ひとつつくると現れて、その温度が7度も上がっている。7度というと、お湯の温度をそれだけ上げて風呂に入れるかというと、そんなことができないくらいの温度。とてつもない温度上昇。海にはもちろん生き物もいるが、その生き物たちは生きられなくなる。代わりに温かい環境が好きな生き物が来るからいいじゃないかと言う方もいるかもしれないが、少なくとも、そこの生態系は破壊されてしまう。日本近海は世界平均の海洋の温度上昇の何倍も高いスピードで温度が上昇している。
岩上: 原子力発電所の設置、それによる温排水と日本近海海洋温度上昇の実証的な関係の研究はあるのか。
小出: 厳密には立証されていない。ただし、日本にある54機の原子力発電所が1年間にどれだけの温排水を出しているかというと1千億トンになる。日本という国にはたくさんの川があるが、全河川でどれだけの流量があるかというと4千億トン。つまり、日本全体の川の四分の一にもなる水量を「熱い川」として海に流している。私の感覚で言えば、それで海が熱くならないのはおかしい。
岩上:地球温暖化の原因は二酸化炭素だとしきりに言われているがどうか。
小出:その主張がかなり有力だが、私は信じていない。二酸化炭素は確かに原因の一つではあるが、それだけでなく原発の温排水も一因だと思う。
岩上:CO2の排出規制のためには原子力だと、この何年間、かなり喧伝されてきたが間違いなのか。
小出:もともとから間違い。原子力発電所が生む核分裂生成物の始末まで考えれば、あまりにもばかばかしい。原子力発電をすればCO2の排出量が減るなどということは決してない。
岩上:今回、あらためて日本は津波に襲われやすい国なのだと実感した人は多いと思う。そんな国で海のそばに原発を建てるのは必須なのか。チェルノブイリは内陸だったが。
小出:チェルノブイリの場合は、そばに巨大な人造湖を作って、そこから水を引き込んで原子炉を冷やしていた。内陸にある原子力発電所は、大きな川のそばにある。川の水を使って冷却をするが、ただ川ではとうてい間に合わないので、冷却塔という空気中に放熱する巨大な装置が付随している。日本の場合は海洋国なので巨大な川はまずないし、巨大な人造湖を作るのも国土上難しい。といって、冷却炉をつくるには金がかかりすぎる。そのため、ともかく海沿いにつくるのが一番いいということで、ずっと海沿いに作ってきた。
岩上:原子力を推進していくうえで、海洋国で島国であるということは立地上、有利だと考えていた人たちも多いのか。
小出:海岸線が長いから原子力発電をやりやすいと思っていた人は多いと思う。