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高久町長はエライ! 那須町が独自の放射線マップ作成に着手

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9月2日の下野新聞朝刊1面より

マップ作成し除染 放射性物質対応で那須町 線量測定、町全域に拡大

那須町は、放射性物質などに対する対策として、同町独自の詳細な放射線量マップを作成する。また、これまで町内で行っていた放射線量測定に30カ所を追加、計57カ所での測定を1日から開始した。公共施設や通学路などで線量の高いホットスポットが判明した場合、除染を行う。高久勝町長が同日、定例記者会見で明らかにした。

 マップは、放射線量の分布状況を把握し今後の対策の資料とするのが目的。5日から16日までに町内を1キロメートル四方メッシュで区切った約350カ所で測定。線量の度合いを色分けし、完成次第、町ホームページや各施設で公表する。

 高久町長は「細かく測定することで実態が分かる。町民の安心につなげたい」と話した。線量マップは那須塩原市や日光市でも作成を決め現在測定中。

 放射線量測定場所の追加は、生活圏の目安としていた保育園・小中学校の園庭・校庭の放射線量が表土除去により4〜7割低減したため、町内全域に拡大した。週1回測定し、翌日町ホームページなどで公表する。

 新たな測定場所は、那須岳の大丸駐車場や道の駅「那須高原友愛の森」など登山客や観光客が多く訪れる場所や、小中学校から距離のある場所を選定した。

 具体的な除染方法については未定だが、ホットスポットが判明した場合は、福島県南相馬市や伊達市の先行例を参考に検討するという。5日開会の定例町議会に、除染にあたる9人の臨時雇用を創出するため、放射能安全対策事業として約1300万円の補正予算案を提出する。

<参考> 那須町民は全員被災者だ、と被災証明書を発行した高久勝町長。今回の英断にも拍手。写真のポスターは初当選した2010年3月の町長選挙のもの。彼のプロフィールを本人のホームページで。なおこのホームページは更新休止中で、代わりにツィッターブログに書き込んでおられましたが、これも3月10日でストップしているのが印象的です。