No.7855の記事

赤城大沼のワカサギたち 今年は釣られてしまう心配ありませんよ

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赤城大沼は釣り人には有名なワカサギ釣りのメッカです。特に氷上の穴釣りは関東の冬の風物詩で結氷すると毎年TVで紹介されます。地図
 原発から200キロ近く離れた赤城山、しかも山の頂上近くにある赤城大沼のワカサギがこんなに汚染されていたなんて!

ワカサギから基準超放射性物質(8月29日NHK「群馬県のニュース」より)

前橋市の赤城山にある赤城大沼で取れたワカサギから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出され、県は県内に17あるワカサギ漁ができる湖や沼の組合に対してワカサギ釣りを自粛するよう要請しました。
県によりますと、8月22日から23日にかけて行った調査で、前橋市の赤城山にある赤城大沼で取れたワカサギから国の暫定基準値を超える1キログラムあたり640ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
赤城大沼でのワカサギ釣りは9月1日が解禁日で、釣りが禁止されていることから家庭などには出回っていないということです。
県では国の暫定基準値を下回って安全が確認されるまでは県は県内に17あるワカサギ漁ができる湖や沼の組合に対してワカサギ釣りを自粛するよう要請しました。
県では赤城大沼以外のほかの湖や沼についても9つの地区にわけて詳しく調べることにしています。県蚕糸園芸課では「県内ではワカサギ釣りがさかんで観光業などにも影響するのではないか心配だ。今後も検査を続けていきたい」と話しています。

<参考> 福島第一原発から赤城大沼を直線で結ぶと191キロ、黒田原(自然村は原発から90キロ)の上空を通過していました。掲載の地図は、まともな情報が乏しい4月21日、ネットで発表されて大きな話題となった群馬大学早川教授作成の放射能地図(三訂版、一部)です。群馬県内の汚染がしっかりと記されていて当時はまさかと思われました。広域の放射能マップはいまも公からは発表されず、雑誌やネット上ではこの地図がバイブルとしてよく引用されています。⇒早川由紀夫の火山ブログ