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明治の中ごろ、那須にあった幻の窯 「薄室焼」

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薄室(うすむろ)はJR高久駅の西北約3キロの地名で、ここに住んでいた平山政蔵氏が窯を開いた。笠間または益子の流れを汲む窯らしく、甕(かめ)・徳利・壷などを焼いていた。薄室焼は政蔵氏一代で途絶えたため地元でも知る人は少ない。
 黒磯の古陶研究家が、この幻の焼物とも言える薄室焼のコレクションをこのたび芦野の那須歴史探訪館(写真)に寄贈。同館ではこれを6月27日(日)まで開館10周年記念”薄室焼展〜広瀬久之進コレクション”として展示している。一見の価値はあると思うので、興味のある方はぜひお出かけを。
 詳細は歴史探訪館0287-74-7007へ。開館9:00〜17:00、観覧料200円。地図