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幻の”塩那(えんな)道路”物語

塩原温泉と那須板室温泉を結ぶ山岳観光道路で、もちろん今それを知る人は少ない。”幻”と言っても、現に道路は通じ、地図にも載っているのである。
 この塩那道路について写真とルポによる文句なしのすばらしいドキュメンタリーを紹介する。
 まずは、その概説から:

「 全長51キロ、高低差1300m超。

奥羽山脈のただ中にあり、かつて観光有料道路の夢やぶれた、塩那山岳道路。
それは、自衛隊が築きあげた、日本道路建設史上稀に見る大怪道である。

あまりに危険な場所を通るため、また豊富な自然環境を保全するため、そして、道を自然に戻す、廃道化工事のため。
一般人の立ち入りを完全に禁止し、監視カメラまがいのセンサーカメラさえ存在すると噂の塩那道路。

 その、すべてを、

 私は2005年秋に、体験した!」

 では、URLを紹介します。「序」から始まり全9章、「付録」まである大作です。秋の夜長をじっくりお楽しみ下さい。
   ★http://yamaiga.com/road/enna/main.html

<蛇足> 上記ドキュメントを読んだ後、マピオンの地図で板室側から塩原まで辿るとルポがよみがえり感慨深い。
 ”幻の塩那道路”とは知らずに、私は2004年10月に板室側からこの道路を走っている。”工事中”の看板をすり抜けグングン登っていった。工事の人に「引き返せ」と言われるまでに何箇所か下が見渡せる場所があり、すばらしい紅葉を独り占めできた。