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昨日は文化が守られている話、今日は消えてしまった文化の話です

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県北の唯一の映画館、シネマクラフト黒磯が去年いつの間にか閉館してしまった。雪の降る日に「男たちの大和」を観に行ったのが最後になってしまった。
 今日、久々に前を通ったら「売家」の新しい看板がバーンと目に入ってきた。建物は本館と右側のヤング館に分かれそれぞれ70の座席があった。封切り間もない新作を放映し、狭いながらもここは最新の都会であった。ヤング館は話題になった「私の頭の中の消しゴム」が最後の上映であったようだ。当時のままの姿で立つ表看板の誇らしげな文字に言い知れぬ寂しさを感じた。