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明治の中ごろ、那須にあった幻の窯 「薄室焼」

薄室(うすむろ)はJR高久駅の西北約3キロの地名で、ここに住んでいた平山政蔵氏が窯を開いた。笠間または益子の流れを汲む窯らしく、甕(かめ)・徳利・壷などを焼いていた。薄室焼は政蔵氏一代で途絶えたため地元でも知る人は少ない。
 この幻の焼物とも言える薄室焼25点がこのたび那須歴史探訪館に寄贈され、同館ではこれを12月2日(日)まで”薄室焼展”として展示している。一見の価値はあると思うので、日にちが詰まっているが興味のある方はぜひお出かけを。
 詳細は歴史探訪館0287-74-7007へ。開館9:00〜17:00、観覧料200円。地図