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雑木林の摩訶不思議(樹液)

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4月5日、雪にならず今年初めて本降りの雨。雑木林のコナラやヤマザクラの木の肌を樹液が流れ、根元で白い液体となって溜まっていた。初めてみる摩訶不思議な光景に度肝を抜かれた。

 寒冷地に生息する多くの樹木の導管液が凍り、春雨で気温が上昇し導管内の中に大量の吸い上げられた水が浸入して水圧が一気にかかり木肌の割れ目や傷口から外に流失。この現象を詳しく分析した大変興味深い「メイプルシロップの話」が種子田晴彦日光植物園院生によって書かれている。
 このミニ論文を、特別に、かわら版に掲載の許可がもらえたので、ちょっと長いけれど、ぜひ読んでいただきたい。
 あああああああああクリック⇒「メイプルシロップの話」

 その後も自然村は寒さが横ばいで降れば小雪かみぞれが降り、17日には大雪となり真冬に逆戻り。23日に、本降りの雨が降り2回目の白い樹液を観察した。(宮山)