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水道全戸復旧に寄せて 水道パイプ物語 前編

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創立以来37年、村内の水道網は村域拡大に合わせて次々と広がっていきました。水道管は、これまでのパイプに新しいパイプをつないでどんどん延びていきました。30年も越えるとさすがに老朽化した部分が随所に生じ漏水率は二桁を大幅に超えて、修理しても追い付かなくなりつつありました。遠くない将来、パイプの全面取り換えを考えていた矢先、今回の東日本大震災です。
 震災後、早急の復旧を施そうと調べたら、地中のパイプは想像をはるかに超えてズタズタの状態と判明。中村会長は総額2千万円という経費に現在の財政を考え苦慮した結果、村内全パイプの取換えを決断しました。
 これまでにも中村会長は水道パイプの研究、使用テストをしていましたので、新設パイプは地震等の災害に強い最新のポリエチレン二層管を採用。村内の地形、土壌などを知り抜いた山和建設さんに工事を発注し自らも指揮を取って給水パイプによる漏水率0%の未来永劫?安心の給水体制に向けて立ち上がりました。