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読者から

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小出裕章氏が出ていたテレビ番組はたまたま観ておりました。これまでは、東電のお抱え記者、お抱え教授、お抱え政治家ばかりがこんなに多くいるのかと唖然とするばかりでしたが、久しぶりにスカッとした人物が出て来たなという感じです。彼のコメントのひとつひとつが清々しくて、気分が少しばかり良くなった瞬間でした。

それにしても政治家の先見性のなさもさることながら、マスコミの腰の引け方や、東電のあまりにも当事者意識が欠如した記者会見等、どれを見ても、我が同胞ながら悲しくなります。

超金持企業であった東電、広告収入で食っている放送局やメディア各社にとってはこの大口顧客を告発するのはかなり勇気を奮わないとなりません。東電からの広告収入は諦めることにしても、日本にはまだ10社の電力会社があり、今後もメシの種になる安定企業には間違いありませんから、東電のことであってもあまり厳しいことは書けない事情があるのでしょう。

ある大手新聞社には東電番の記者がいて、これまで原発誘導に有利な記事を書かせていたようです。やがて、その記者が定年を迎えると東電は暫くそのOB記者に顧問料を払って面倒を見るのが慣行になっているのだそうです。それを知っていたら、ケンカを売る訳には行きません。記者も人の子、腰は引けちゃいます。

現場では命を掛けた復旧作業が進められているはずなのに、その模様もあまり報道されません。事実を共有して、それに立ち向かう姿を知らせてもらう方が安心できるような気もします。たとえそれが深刻な事態を知らされる事になろうとも、不信感でいっぱいになっている今は、我々は納得するのではないでしょうか。

今こそ、事実は何かを報道し、何をしなければならないかを伝えることこそが、ジャーナリズムのあるべき姿ではないでしょうか。TVニュースや新聞の見出しは、総理の退陣時期ばかり。原発の現場で死に物狂いになっている人、強制避難でいつ自宅に帰ることができるのか分からずにいる人たちは、ますます空しさを感じていると思います。

自然村かわら版が継続的に放射能に関する記事を掲載することで、一人でも多くの子供の安全が守られるのであれば素晴らしいことだと思います。孫たちが大きくなった時に、爺ちゃんは何でそんなに無関心でいられたんだろうと思われたくないですから。
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