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白鳥がやってくるご存知の羽田沼、今冬の事情です

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自然村から車で約30分の白鳥飛来の地―羽田(はんだ)沼。沼の水が流れ込む用水路は、国内で唯一のミヤコタナゴ保護区になっています。ミヤコタナゴは、1974年に天然記念物に、1994年に一級の”国内希少野生動植物種”に指定されています。湧水でしか生きられないミヤコタナゴは沼の水質悪化のためか2003年以降、生息が確認されておらず、ついに今年は用水路で試験放流が実施される事になりました。

 それでも白鳥はやってきます。白鳥に罪はありません。この小さな沼は余ほど住み心地がよいのでしょう。羽田地区の人たちで組織する「羽田沼白鳥を守る会」では厳重な管理のもと制限して給餌していましたが今シーズンは給餌を全面自粛しているそうです。
正月の沼の様子をこのYouTube画像でご覧ください。

 日中はエサを求めてほとんどが飛び立ってしまうので見学は日の出から午前9時ごろまでか、帰ってくる白鳥たちを待つのがよいようです。迎えるには、時間は日によってマチマチ、3時半には沼にいて日暮れまで辛抱です。また白鳥が沼で見られるのはこれから2月中旬がピークで、3月下旬までです。上掲の写真は一昨年1月16日トマピーさん撮影、左7時15分、中8時51分、右8時58分です。

 自然村からは那須高校手前の道を左折、寺子・鍋掛・旧陸羽街道(県道72号線)経由が最短です。地図:羽田沼